シャープ栃木 山岳部 山行報告


【山 域】栃木県 那須岳
【日 程】1999年5月9日
【形 態】縦走
【メンバ】佐野英樹 神谷春仁
【コース】那須岳登山指導所−−峰の茶屋−−茶臼岳(ピストン)−−朝日岳−−
     三本槍岳−−峰の茶屋−−登山指導所
【文 責】佐野英樹
【紹 介】日帰りで行く日本100名山
     さまざまな様相をもつ山域で、日帰りでも十分楽しめる。


5月9日
6:00 千本松牧場 集合
  天気は快晴で、期待感が高まる。今年の那須岳の山開きは、5/8であった。
  初日登山した人には、金剛杖が配られるとのことで、欲しいやら欲しくないやら・・・。
7:00 那須岳登山指導所 発
  ロープウェイ駅からちょっと上がったところの登山指導所に車を停め、いよいよ登りだす。
  天気もいいし、昨日が山開きということもあり、登山客が多かった。
7:40 峰の茶屋までの途中
  左に茶臼岳、右に朝日岳を眺めながら、鞍部の峰の茶屋をめざす。

8:00 峰の茶屋 着
  速いペースで一気に登ったので、少々疲れたが、快晴と大自然に囲まれ、すぐに疲れを忘れる。
  山の天気は変わり易いので、天気がいい間に、茶臼岳に登ってしまおうということになる。

8:30 茶臼岳 着
  激しく火山の噴煙を噴き上げているところを横目で観ながら、快適に登っていく。
  ロープウェイ山麓駅からの合流点からは、岩もごろごろしてきて、さすが、活火山の装いである。
  ピーク付近では、岩の間からわずかに噴煙をあげており、触わると温かい。
  ピークでは、朝日岳や三本槍岳が一望でき、一大パノラマである。
  ここから自宅や石橋宅に電話してみる。なんと余裕でつながるのである。
  「いまから、来ない?」ってのも、ここ茶臼岳のピークでは、皮肉なものである。
  それにしても、登山と携帯電話は、どんどんなくてはならないものになっていくのであろうか。
  そんなことを考えながら、朝日岳に向かう。

9:50 朝日岳 着
  峰の茶屋を通り過ぎて、朝日岳にとりつき始めると、山肌は一変してくる。
  所々に鎖場も出てきて、初心者を緊張させるであろう。
  ピークに着くと、茶臼岳の雄大な眺めが広がる。
  大昔、溶岩ドームが広がっていった様子がありありとわかる眺めだ。
  ここで早めの昼食をとる。

11:00 三本槍岳 着
  熊見曽根を超えて、清水平の辺りから、さらに山の様相が変わり、高山植物の宝庫となる。
  山の形もやわらかな曲線が多くなり、ハイキング気分でどんどん進める。
  朝日岳から三本槍岳がけっこう遠くに見えたが、以外に快適に進み、あっという間にピークに達した。
  ピークからは、流石山や大峠、甲子方面がよく見えた。

13:00 那須岳登山指導所 着
  来た道を全て引き返す。ピストンなので、これも仕方ないことである。
  速いペースで一気に廻ってきたような気がする。戻ってみると、けっこう疲れたことに気付く。
  温泉でも入ろうということになり、大丸温泉に行く。湯船も広く混浴で最高だった。

『総 評』まずは、天気がよく、快適な山行だった。
     さまざまな山肌を持ち、総合的に、面白い山域である。
     那須は、さらに沢も面白く、次回は、沢登りを計画中である。



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