シャープ栃木 山岳部 山行報告


【山 域】栃木県 那珂川水系苦戸川 井戸沢
【日 程】2000年9月3日
【形 態】沢登り
【メンバ】佐野英樹 神谷春仁 堤洋一
【コース】深山ダム−−旧三斗小屋宿跡−−井戸沢分岐−−二股−−流石山−−大峠
     −−旧三斗小屋宿跡
【文 責】佐野英樹(2000年9月5日)
【紹 介】那須連峰付近の沢


9月3日
6:30 佐野邸 集合
8:30 旧三斗小屋宿跡 発
  今年は、9月に入っても、最高気温を更新するという、文字どおり“残暑”に
  見舞われていた。
  いよいよ今日より天気が下り坂との予報となり、朝から風が激しく吹いていた。
  そんな中、アプローチの途中で、三斗小屋温泉に行く登山客に多くすれ違った。
  去年のこの時期は、殆ど登山客に逢わなかったので、少々おどろいた。

 20m滝
  ここで、入山時に先に出発したパーティに追いついた。
  井戸沢で別のパーティを見かけたのは初めてのことである。
  20m滝の高巻きは、たしかにこの井戸沢1番の危険個所であり、前のパーティが
  ザイルを出していたので、真似して出してみた。
  (初心者でもザイルなしで大丈夫と思うが・・・。)

 ゴルジュ 6m滝
  去年まで高巻きに難攻していたが、今年は、中段まで沢沿いに踏み跡が確保されており
  難なく通過できた。
  これも人がどんどん入っていることによるものか。

 15m滝
  やっと直登できる滝が現れ、いよいよ核心部である。
  あいかわらず風が強いが、天気がいい為、果敢にシャワークライムを楽しむ。

 二股
  ここでまた前を歩くパーティに追いついた。
  しばし、1本となる。
  あっという間にここまできてしまった感があり、
  難攻するポイントも減ってきて、沢の難易度も下がってきている気がする。

 つめ
  二股からしばらく歩くと前を行くパーティに追いつき、結局、追い抜いてしまった。
  つめは、去年同等、左沢を選び、笹薮となる。
  沢のつめは、これくらいの薮こぎは、ほしい。

11:30 流石山 着
  稜線に出ると風が吹き荒れており、気が緩むと吹き飛ばされそうになる。
  気温も低く、かなり寒い。ピークでランチの予定だったが、
  靴を履き替え、すぐに出発することにした。

12:10 大峠 着 ランチ
13:30 旧三斗小屋宿跡 着

『総 評』沢は明るく、つめは大きなヤブこぎもなく、とても快適に登れる。
     ザイルを出すようなところもなく、初心者でも気軽の登れる。
     近年、人が入るようになり、ルートもはっきりわかるようになってきた。
     つめも、ミッチェルが点在し、充分な沢ゲレンデとなってきた。
     沢登りの入門として、楽しめる沢だ。



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